物を効率良く叩くには
一昨日は実習と勉強を終えた21時に車を走らせレッスンへ。
昨年10月末から12月末まで指導してくださったプロが娘の小学校進学のために地元の神奈川へ帰ってしまったので、前回から新しいコーチに習っている。
最近スライスがひどくなってきたのでその旨を言いスイングを見せると「かなり外に上がってますね」との事。
「ちょっと待っててくださいね。」と持ってきたのはスイングに使う棒。それを俺のスタンスと平行に、つま先から5センチ程離れたところにおき「この棒にシャフトがかぶるようにテイクバックしてください。あと、右脇が空いて伸び上がりがちなんでもっとトップをコンパクトにしてください。」
言われた通りにすると、相当インに引いているし、トップが右腰の辺りで終わる感覚。でも違和感があるのは当たり前なので、とりあえず受け入れる。
しばらくボールを打っていると非常にスムーズに引きやすい事に気付いた。それに切り返し以降も腕が振りやすくなり思いっきりボールをひっぱたくことができる。
50球ほど7鉄、5鉄で打ったがそのうち10球ほどは俗に言う「分厚いインパクト」を体験できた。
プロも「めっちゃ叩けてますね~!」と褒めてくれ、「5番で飛距離どれくらいですか?」と聞かれたので
「大体175~180yardほどです。」
と答えると「いいですね!」と笑顔をみせてくれた。
しかし「やはりまだまだ上半身固いですね。私はプロの中でもかなり柔らかいスイングで力が全然入ってないと言われます。ちょっとクラブかしてもらえませんか?」
と頼まれたのでクラブを渡した。
アドレスからのテイクバックでトップまでが非常にゆったりとしたスピード。
しかし切り返し以降は腰を恐ろしいスピードで切り、腕も見えないくらい速く振っている。
「どうですか?全く力入ってませんよね?」
「はい!テイクバックが特にゆっくりで驚きました。」
「テイクバックで速く振っても全然効率的じゃないですよ。インパクトで最大限の力を加えるか、これが全てです。インパクト以降に最大速度がでるスイングをしてくださいね。」
「分かりました。あの、スイングを改善していけば飛距離はまだ伸びますかね?」
「いま5番アイアンでそのくらい飛距離が出てらっしゃるので、伸びるとしても10yardですかね。」
「そうですか・・・」
「でもアイアンに飛距離求めても仕方ないですよ(笑)それはドライバーですよ。それよりもミート率をあげて下さい。」
「ですよね。アイアンのミスはいやです。」
「そうですよ。物をどうすれば効率的に叩けるかを考えながら練習してくださいね。」
言われてみればそんなイメージでこれまで練習したなかった。
テイクバックを右腰辺りで終わる感じなのに、映像でみたらしっかり肩は回っている。
球に力を伝えるのはヘッドなわけだから、腕の移動距離よりもヘッドのそれが全てなんだろう。
例えばアプローチの際に俺は同じ振り幅でもコックを効かす時とそうでない2通りを使用している。
50yard以内はノーコックだが,50~80yardは振り幅は同じでコックを入れる。
要はヘッドを最適な範囲で動くようにしてやればいいのではないか。
そのためにはリズムを失うほどテイクバックから速く振っても全く意味はない。
切り返し以降で下半身主体でピッチャーの様に腕を振れば、そこそこの再現性は得られるのではないか。
その考えで今度練習へいこう。