勉強法~総論編~
今日から数回に渡り受験勉強について書いていきます。
今回は総論として全科目共通のポイントを述べたいと思います。
結論からいうと「決して焦らずにきっちり理解しながら記憶する」事と「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」です。
なんだそんな事かと思われるかもしれませんが,受験生の95%は出来てません。
まず「決して焦らずにきっちり理解しながら記憶する」について説明します。記憶にはおおざっぱに分けて単純記憶と手続き記憶の2つがあります。
単純記憶というのは,地名や電話番号のように闇雲に暗記するいわゆる「丸暗記」です。
一方で手続き記憶というのは,「AだからB。BだからC。よってこうなる。」といったしっかり手順を踏んだ倫理的な記憶の事です。
人間は中学生の脳までは単純記憶が優先するのですが,高校生になるとほぼ手続き記憶の脳になります。あなたの周りで名門高校に合格したものの急に落ちこぼれた方はいませんか?あれは高校でも単純記憶に頼った勉強をしている場合が多いです。僕の周りにもいました。
また手続き記憶というのは焦ったり心理的に不安定だとなかなかはかどりません。理解するにはメンタル面が非常に大事になってきます。ですから息抜きも必要です。あなたはイライラしている時に考え事がうまくいきますか?
次に「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」について説明します。
受験生は自分のキャパを過信しすぎるきらいがあります。1年間,いや,正確に言うと4~1月の9ヶ月でできる教材の量はたかが知れています。1年間で何冊もこなせてむちゃくちゃ成績がアップすると勘違いしている受験生の何と多いことか…。
各科目のコアとなる問題集1冊を完璧に理解暗記するには,想像以上に手間がかかります。
僕が完璧にやり込んだ問題集は6冊ぐらいです。トータルで2500問くらいでしょう。
理解して記憶しても次の日には7割くらい抜け落ちています。これはあの有名な「エビングハウスの忘却曲線」で実証済みです。
ですから次の日に前日の復習をしなければなりません。一般的に次の日,3日後,1週間後,1ヶ月後,3ヶ月後,半年後がいいと言われていますが,これだといちいち面倒だと僕は実感しました。
ですので自分なりの復習サイクルを模索しました。
僕は進学校出身でもないし凡人だと自覚しており,さらに再受験の時すでに20代半ばでしたので復習回数をこなす事を第一に考えました。
そこで思いついたのは,「次の日,3日後,1週間後に復習しても怪しい箇所をコピーして集め,毎日目を通す」事にしました。ちなみにこれは科目別に整理したりしませんでした。
これは効果抜群でした。模試前はこうして集めたコピーをまず完璧に復習し直し,それから他の部分を見直すようにしたところ,秋の河合記述模試で英語数学で偏差値68,化学74,生物81を記録し,第一志望の現在通っている医大はB判定(僕の医大はC判定で67・5~69・9です。)でしたが,スベリ止めの医大はオールA判定でした。
暗記しにくいところは何回も毎日見直すと嫌でも刷り込まれます。なので毎日見直しやすいようにコピーして持ち歩けば軽いですし見直す気がおきます。ちなみに第一志望の試験日に開始直前までコピーしたものを見直していたところ,生物でドンピシャの光合成サイクルのチャート図が出題されめっちゃテンション上がりました(笑)
以上が外してはいけないポイントです。
スローガンは「決して焦らずに,きっちり理解しながら記憶する」事と「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」です。
では次回から各科目別に触れていきます。
今回は総論として全科目共通のポイントを述べたいと思います。
結論からいうと「決して焦らずにきっちり理解しながら記憶する」事と「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」です。
なんだそんな事かと思われるかもしれませんが,受験生の95%は出来てません。
まず「決して焦らずにきっちり理解しながら記憶する」について説明します。記憶にはおおざっぱに分けて単純記憶と手続き記憶の2つがあります。
単純記憶というのは,地名や電話番号のように闇雲に暗記するいわゆる「丸暗記」です。
一方で手続き記憶というのは,「AだからB。BだからC。よってこうなる。」といったしっかり手順を踏んだ倫理的な記憶の事です。
人間は中学生の脳までは単純記憶が優先するのですが,高校生になるとほぼ手続き記憶の脳になります。あなたの周りで名門高校に合格したものの急に落ちこぼれた方はいませんか?あれは高校でも単純記憶に頼った勉強をしている場合が多いです。僕の周りにもいました。
また手続き記憶というのは焦ったり心理的に不安定だとなかなかはかどりません。理解するにはメンタル面が非常に大事になってきます。ですから息抜きも必要です。あなたはイライラしている時に考え事がうまくいきますか?
次に「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」について説明します。
受験生は自分のキャパを過信しすぎるきらいがあります。1年間,いや,正確に言うと4~1月の9ヶ月でできる教材の量はたかが知れています。1年間で何冊もこなせてむちゃくちゃ成績がアップすると勘違いしている受験生の何と多いことか…。
各科目のコアとなる問題集1冊を完璧に理解暗記するには,想像以上に手間がかかります。
僕が完璧にやり込んだ問題集は6冊ぐらいです。トータルで2500問くらいでしょう。
理解して記憶しても次の日には7割くらい抜け落ちています。これはあの有名な「エビングハウスの忘却曲線」で実証済みです。
ですから次の日に前日の復習をしなければなりません。一般的に次の日,3日後,1週間後,1ヶ月後,3ヶ月後,半年後がいいと言われていますが,これだといちいち面倒だと僕は実感しました。
ですので自分なりの復習サイクルを模索しました。
僕は進学校出身でもないし凡人だと自覚しており,さらに再受験の時すでに20代半ばでしたので復習回数をこなす事を第一に考えました。
そこで思いついたのは,「次の日,3日後,1週間後に復習しても怪しい箇所をコピーして集め,毎日目を通す」事にしました。ちなみにこれは科目別に整理したりしませんでした。
これは効果抜群でした。模試前はこうして集めたコピーをまず完璧に復習し直し,それから他の部分を見直すようにしたところ,秋の河合記述模試で英語数学で偏差値68,化学74,生物81を記録し,第一志望の現在通っている医大はB判定(僕の医大はC判定で67・5~69・9です。)でしたが,スベリ止めの医大はオールA判定でした。
暗記しにくいところは何回も毎日見直すと嫌でも刷り込まれます。なので毎日見直しやすいようにコピーして持ち歩けば軽いですし見直す気がおきます。ちなみに第一志望の試験日に開始直前までコピーしたものを見直していたところ,生物でドンピシャの光合成サイクルのチャート図が出題されめっちゃテンション上がりました(笑)
以上が外してはいけないポイントです。
スローガンは「決して焦らずに,きっちり理解しながら記憶する」事と「教材の手を広げずにまずは1冊を完璧にする」です。
では次回から各科目別に触れていきます。