これは名作動画
・ドライバーの練習を勧めない理由。
・1つ目:特性の違い。ドライバーは特性が違う。特にヘッド。例えばパラダイムだとDRは460cc、スプーンは171cc。ヘッドがいきなり2倍以上大きくなる。シャフト長さも急に長くなる。ロフトも立っている。どのクラブよりはるか遠くに重心がある。パター以外の13本の中で異端児。クラブ単体としての難しさがある。
・2つ目:セット内の流れのバランスが崩れている。ヘッドの素材。真ん中がすべてカーボンになったり、重量配分が極端に行われている。より遠くに重心を持っていきたいからそうなっている。
地面から打つクラブに関しては、ウエッジ、アイアン、UT、フェアウエイウッドというようにセットの流れで打てるようになっている。
ドライバーは長くてでかくて重心位置が遠い位置にある。そうなると、シャフトの挙動が大きくなる。
・3つ目:最大飛距離を狙ってしまう。
7番アイアンなら150yardくらい飛べばいい、と飛ぶ距離が決まっている。一方でDRは飛距離が決まっていない。どんどん飛ばしたいクラブである。
ドライバーはナイスショットをすると、もっといい球が打ちたくなりどんどんスイングバランスが崩れる。他の番手に悪影響が出たりする。力感が崩れる。最近は練習場備え付きのトップトレーサーなど飛距離計測器があり、これをみていい当たりがでるとどんどん振ってしまう。一球打つ度に計測器とにらめっこ。
・おすすめの練習法
地面から打つクラブメインに練習する。ショートアイアンやUTが満足にうてないのにDRを振り回すのはおかしい。
ゴルフはまぐれでドライバーのナイスショットが起こるから、厄介。
階段をひとつひとつ上がるのが大切。
練習はけっこうしているのに100が切れない、90が切れない人はドライバーの練習比重が大きい。
ちょっとずつ上手くなっている人は、小さい動きの練習(アプローチ、30yard、50yardの看板にぶつける、ハーフスイングなど)を集中的にやっている特徴がある。
階段をひとつひとつ上るように、地面から打つクラブ特にショートアイアンから練習をするのが良い。
・上級者のドライバー対策:基本はアイアン。そのスイングでDRを打てるようにアドレスやボール位置を調整する。
・ショートアイアンでのハーフスイング重要。片山晋呉はプロ1年目にQT落ちて、そこから3か月間8鉄のハーフスイングで基礎に立ち返った。