シングルへのゴルフ備忘録

今日からは先週までとは違う付属病院でまたもや外科。ただ、この付属病院はどの科もかなりゆるくて今週は思う存分自分の好きな勉強ができるので嬉しい。

午前は内視鏡の見学。内視鏡は内科医だけでなく外科医も扱うもので、胃カメラの事。俺が見学した先生は偶然にもスキー部の大先輩だ。何回かお話させてもらった事はあるんだが、「年内に辞めるねん。」と。
「実家を継ぐんですか？」
「そうや。親父と叔父がやってる病院でな。親父が内科医で叔父が整形外科医やねん。週に何回か手伝ってるで」
「病院てすごいですね。僕の家は診療所です。耳鼻科やってるんで、将来は耳鼻科に行きます。」
「そうか、耳鼻科か。」
「僕、オペもやりたいんで耳鼻科で良かったです。耳鼻科って素人は風邪治すだけと思ってますよね。僕も医学部に入るまではそう思ってました（笑）頭頸部腫瘍とかすごくダイナミックで面白いですよね」
「ほんまそやな。耳鼻科おもろいと思うわ。」
「あと、僕25歳で医学部入ったんで今年30なんですよ。だから早く一人前になりたくて。外科医とかメジャー科ですと10年以上一人前になるにはかかるので」
「そうやなあ。それは賢い選択やと思う」

俺は入学当時から部活関係でこの先生と何回か話した事があり、スキーにガチ(40歳になっても国体に出てる)で色々と厳しい言葉も投げ掛けられた事もあるので、正直苦手だった。

しかし、家業を継ぐということを聞いてからとても親近感がわき、さらによく話してみるととても優しいので一気に良い人という風に変わってしまった。まあ人間の好き嫌いなんてこんなもんなんだろう。

この先生は兄弟に医者がいなくて、自分が継ぐしかないらしい。そして進んで継ぎたいという気持ちも伝わってきた。

俺も同じ。祖父が外科の開業医で、親父もいまは開業10年目。2人の背中を見て育った俺には医者以外になりたなくなかった。

3代目になりたかったので頑張れている。

早く医者になりたいなあ。あと1年半。